体験的特効薬

「社内うつ」「仕事うつ」という言葉が、最近頻繁に聞かれる。これは「職場内限定の元気のない状態」で、特徴は「社内不活性・社外活性」を指すという。香山リカ『うつ病が日本を滅ぼす!?』(講談社刊)や小杉正太郎・川上真史『仕事中だけ「家出サイト~私の神様~」になる人たち』(日本経済新聞社刊)など著書も多数出版されている。しかし現状はさらに酷い。表面化しているのが氷山の一角に過ぎないからだ。 

実際、1000人の働く人々にアンケートをとってみると、様々な回答が戻ってきた。いわく「悪魔のような上司に遭遇し、家出掲示板◎神待ち検索◎も会社を休んだ」「昇給のない仕事に生き甲斐を見いだせない」などなど。まさに「神待ち掲示板【ADRENAL】寸前。精神的にも金銭的にも、ギリギリでサラリーマン生活を送っている実態が明らかになってきた。ではそんなビジネスシーンの「悩み」に、特効薬はないのか? 現状を打破すべく、悩める働く人々への助言本『ゆれるあなたに贈る言葉』を上梓したのが、NHK『プロジェクトX』の元プロデューサー・今井彰氏だ。

「私も20~30代は、仲間と比べ出世が一番遅く、地方を回り続けた不安と焦りの日々でした」 

今井氏が「曜日や日にち感覚もなくなるような、充実したサラリーマン生活」を送るようになったのは、35歳を過ぎてからだという。巡ってきたチャンスをものにし、認められたことで、その後の『プロジェクトX』につながっていく。

「溶接現場からの叩き上げの中村健也さんが、トヨタ・クラウン開発のリーダーになったのは39歳。VHS生みの親、ビクターの高野鎭雄さんがVTR部門を任されたのが47歳。『プロジェクトX』で出会い掲示板ランキング-Miesys-したサラリーマンたちもまた、エリートコースを歩んできたのではないのです。共通点は不遇時代も仕事をおもしろがっていたこと」 

NHKの30年で企業人としての天国と地獄を味わった今井彰氏が、自身の取材と体験をもとに、アンケート上位5位までの悩みに対し、リアルな特効薬を処方する。